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つげ義春トリビュート展「続 拝啓つげ義春様 雑誌『アックス』篇」に参加しました。

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2017年11/25(土)~12/10(日)青山ビリケンギャラリーにて
開催された、つげ義春氏公認 つげ義春トリビュート展
第三弾「続 拝啓つげ義春様 雑誌『アックス』篇」に
額装した「赤い靴をはいたコバヤシチヨジ」で
参加いたしました。(twitterで最初に上げたときのタイトルは
「赤い靴をはいたコバヤシチヨジと山椒魚たん」。)

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ビリケンギャラリーさん、展示は今回が初参加。
アックスでおなじみの作家の皆様それぞれの描くつげ義春ワールドの
濃密な世界は、印刷物で目にするよりも肉迫した息遣いが
伝わってくるようです。このトリビュート展の前には
鈴木翁二氏の『オートバイ少女』新版出版記念展(ワイズ出版)が
開催されており、Ojiさんの生原稿や曹達水色の原画を間近で見る事ができて
とても感激しました。円卓を囲む少年人魚の絵を購入したかったな・・・。
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物心ついたときからたくさん読み込んで
すっかりボロボロの、もとは父の書斎の本棚にあった
小学館文庫版の「紅い花」。子供の頃からつげさんの描く
風景や人物たちにどうしようもなく惹かれ、
コッソリ隠れては読み耽っていました。なぜなら、
ラストのほうには「やなぎや主人」も収録されていたから。)
中でも「西部田村事件」や「ほんやら洞のべんさん」など、
父の郷里の千葉県房総の館山や母の郷里の冬の山形を思わせるような
風景描写の作品はコマ絵のなかにのめり込み没入するような心地で
読んで(眺めて)いました。
中学にあがってからは堂々と自室に持ち込み、
どのようにしたらペン画でこれほどまでの風景が
描けるようになるのか?と、買ったばかりのつけペンと
墨汁で、絵の模写をしたりしていました。

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ビリケンギャラリーのある青山から程近く、外苑前の
公孫樹並木。てっぺんのほうは葉が落ち始めていましたが、
西日を受けた黄金いろの葉が、積もった道の両端で、
頭上の梢の上で眩しく輝いていました。


2017年度で、つげ義春先生はご生誕80周年とのこと。
本当におめでとうございます。『ガロ』誌後輩ということ
だけで繋がっているつもりの不肖漫画家、記念すべき
トリビュート企画展のラストに参加することができて、
ほんとうに嬉しく、光栄でした。
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by 2spangle | 2018-01-12 17:05 | イベント・展覧会
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